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Facebook社が、社名を『Meta』に変更したこともあり、近ごろ急に脚光をあびるようになった【メタバース】皆さんはどんなものか理解していますか?

前から単語はなんとなく目にはしていたんですけれど、実際になにが出来るのか、これからの世界がどうなるのか? 未だにフワフワしている状態であります。

とはいえ、SNSのパイオニアであるFacebookが社名を変えたという事からも、これからのオンラインコミュニケーションは、メタバースが主戦場になること(少なくともそこに可能性を感じて投資が行われていること)は疑いなさそうです。

DecentralandとAxie Infinityというのは、世界でもメタバースの開発を一歩リードしている会社、、という位置付けでいいのだとは思いますが、
彼らが提供する仮想空間内の土地が、200万ドル以上で売れた、というニュースがあったので共有します。



仮想空間の土地にそれだけの価値がつくというのは、若干過剰な例かなぁと思います。

NFTというと、デジタルアートがとんでもない金額になったニュース等が話題になりがちですが、安易に期待する程は甘くないというか、何でもかんでも、、っていうワケではないと、僕は認識してはいます

とはいえ、無限の可能性に満ちているのは間違いありませんね。

特にゲームやパフォーマンスなどエンターテイメントに関しては、想像できますよね!

ぼく自身のメタバースの体験としては、フォートナイトというゲームを目撃したのが初めてでした。

最初はそのスピード感などに圧倒されましたが、 何より、そこに一つの世界が創成されていることに受けた衝撃はなかなかのものでした。

いわゆる【トークンエコノミー】という、生産、流通から決済や消費、再流通などがメタバース内で完結した経済圏が創出することが期待されていますが、これは、インターネットの誕生に匹敵するとも言われています。

トークンエコノミーの創成は、mixi とかモバゲーのような、ソーシャルネットワーク創世記世代のぼくからすると、割と受け入れやすいですね~。

また、20年以上経ってこうしてメタバースが本格的に実現しつつあることは、非常に感慨深いです。

かといって、それによって利益を享受したい主体となると、当然、少なくともそれは当面の間は、複数の民間の営利団体がリードしていくのだろうと思うのです。

NFTの相互運用性の完成、スマートコントラクトの実装までの道のりはまだ明確にはなっていない感じがしますが、メタバースの開発や運用については、しばらくは覇権争いが続くのだろうなと感じます。

その覇権に最も近い開発主体がどこか、、ということは非常に興味深いです。

日本でいえば、
GREEが「REALITY」という子会社でメタバースに参画
ソニーがPSのVR事業への投資や、フォートナイトへの出資を発表しました。
株価は皆さん、それぞれ要チェックですよ

ぎゃくに、Facebook(Meta)については、色々な疑惑などの影響もあってか、株価は爆下がりしています、、

まだまだ明るい話題が多そうなメタバース関連株

これだっていう企業が見つかったらまたどんどん紹介したいと思います!







インデックス運用という言葉がだいぶ浸透してきたと思います。

インデックスファンドというのは、東証株価指数や日経225、S&P500のように、上場している主要株式の指標と同じような成長を目指して運用するファンドですね。

なので、全体の株価が上昇すればインデックスファンドの利益も上がるし
全体的に停滞や値下がりすれば、インデックスファンドも損する、ということです。

新型コロナの影響もあってかここ2年間はインデックスファンドが失敗するという事はほとんどなく、世間全般でもインデックス投資がまちがいない、という風潮が強固になってきましたね。

巷では、インデックス神話というか、なんだか、
「インデックスだけやっておけば間違いないゼ
という迷いのないマウントが多い気もしていて、僕としてはそこに疑問をもたずにいられなかったのは事実です。

インデックスと反対に区別されるのがアクティブ運用で、
インデックスを上回る運用益をめざすものです。

では実際に、アクティブ運用がインデックス運用を上回ることが出来たことがどれくらいあるか、ということを調べた記事に出会ったので読んでみました。




アクティブファンドの暦年のリターンが、その属する資産を代表する指数のリターンを上回った比率を調べた。調査期間は2002~2021年の20年間で、2021年は9月末時点における年初来リターンを使用した。比率が50%であれば、指数のリターンを上回ったアクティブファンドと下回ったアクティブファンドの数が同じ、50%を超えればアクティブファンドが指数(=指数に連動するパッシブファンド)に対して優勢、下回れば劣勢となる。」


という調査ですが、要約すれば、

アクティブファンドがインデックスに対して優勢と言えた年数は、
国内株式なのか世界株式なのか、などによっても違うけれど
最低2回~最高8回(過去20年間で)という結果になったよ、という事ですね。

まぁ当たり前と言えば当たり前の結果のような気がしますが、、
どちらにせよ、インデックスを上回ろうとしてアクティブ運用しているのは分かるけど、
10勝10敗ならまだしも、10勝もできていないのかぁというのが、率直な感想。

そういう意味ではインデックス神話にもうなずけるなと思いました。

むかし何かで読んだうろ覚えなのですが

「経済がずっと成長するのは何故かと言えば、
人間には、成長したいというエネルギーがあり、世界中の人が、そのエネルギーを信じているから。
つまり、経済は成長するものだと、だれもが思っているからこそ、経済は成長するのだ」


そんな記憶が、ぼくの頭の中から呼び起こされました。

禅問答みたいだなと思いましたが、納得するような気もしました。

インデックス投資のほとんどは株式、債券のインデックスだと思うのですが
証券、債券(為替)という市場が世界経済の基本を司っている限り、
もしくは、それに代わる何かが現れない限りは、
今のこの風潮は崩れることは考えにくいのではないかなぁと
そんな風にも思うのでした。

こんなフワッとした感想ですが、今回のブログを閉じさせていただこうかなと思います。

それではまた。


日本では金融や資産運用の勉強が不十分だと言われますが

実際にアメリカの小学生が使用している教科書を取り寄せて読んでみました。

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彼らは10歳のころにすでに、支出と収入のバランスだとか需要と供給のことに留まらず、

資産や負債、利子と利息の意味など

借り入れと運用益による、Asset & Liability Management のことや

金融資産をどのように保有したら良いか、どのように資産と不労所得を構成していくかという、Asset Class および Asset Allocation のことなど

日本のように、字面だけが並びたてられた教科書ではなく、お金のこと全般、自分の頭で想像したり、生活に当てはめて考えるための現実的な教育が施されています。

「中学生」ではなく「小学生」です。

こういう事を10歳で学んでいるから、思考回路に経済を基本としたシステムが組み込まれているんだろうなと思います。

日本の金融資産のうちに占める預金とそれ以外のバランスは見ての通りです。

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https://www.boj.or.jp/statistics/sj/sjhiq.pdf
2021年8月20日日本銀行調査統計局の情報によるものです。

このうち、いちばん右のものは民間保険だけでなく、年金なども含まれますので

日本人の家計の手元で動かせる金融資産という意味では、そのうち75%が預金で、それ以外を株や投資信託に充てています。

それに対してアメリカは正反対で、預金の占める割合は、20%にも満たず、それ以外を、投資信託や株の運用に充てています。

日本人の場合は、今持っている預金が減ることの怖さ、リスクばかりを考えてしまうのかもしれませんが、

アメリカ人の場合は、預金のままにしておくことは、持っている資産の流動性を犠牲にしているという感覚なのかもしれませんね。

普段は、株の配当のインカムゲインや売却のキャピタルゲインを得るために運用による不労所得を狙い、

現金が必要になった時に、それを売却してキャッシュに変える、ということが常識的に行われているのです。

何が正しいかという断定的なことは言えませんが、

実際にアメリカと日本では、平均所得や保有している金融資産の伸び率は倍以上の開きがあるわけですから、それが答えに近いのかな、、とも考えざるを得ませんでした。。。

世界に取り残される国になりたくないと、心から思っています。

この国のみんなで、世界で勝ち残ることができれば嬉しいです。


金融所得の税率上げ議論へ
政府、一律引き上げや累進案:日本経済新聞

今週はこういうニュースがありましたね。

「一億の壁」是正とは

配当などの金融所得は税率が一律20%なので、
給与や事業などのように税率が最大55%まで上昇する所得と違って
累進課税による所得税の垂直性が働かないため

1億円を超える所得の人ほど、税率が低い傾向にあるんだということで。。

いや~これは

「楽しい運用生活」はじまったばかりで
大きな逆風の予感がします

ただ記事では、日本の場合そもそも、富の偏りがそんなに無いということなど、
その効果について疑問が触れられてもいましたね。
確かに、ただでさえ日本の金融資産のうち殆どが預貯金なわけで、、

これを運用しましょうというキャンペーンを国ぐるみでやってきたのに
ハシゴを外された感というか、矛盾している感が否めない気がします。

とは言え、こうした施策によって見込める税収は数千億円ということなので、
どちらにせよ、やり方次第なのかもしれませんね。

金融所得の金額や所得全体に占める割合によって、
累進課税にすることも併用しつつ、

本当に公平な富の再分配を目指してほしいものです。

いつも思っていることは、とにかく
自分の払っている税金にたいする納得感というか、満足感というか

上から目線で、税収を追いかけるだけではなくて
もっと市民の目線に降りて、どうしたら税金を納めたくなるのか

これを突き詰めてほしいものです。

さて、来週からはついに、運用のことについて触れていこうかと思います。

どんな事を書こうかな。
ドキドキですね~

こんにちは。

今日は、いよいよ運用の事について書いてみますね。

そもそも、なぜ資産運用が必要なのか

資産運用という言葉が、富裕層だけの言葉じゃなくなったのは、年金だけ、貯金だけではだめだと感じている人が多くなったからだと思います。
世間で言われているように、やはり2000万円問題と、銀行金利のせいでしょうか。
銀行に預けていれば、預金残高が減ることはなく、その代わり、利子は殆どゼロに等しい。

ただ、むしろ銀行にあずけているだけで運用を行わない場合、インフレによって物価があがっていった時には相対的に損しちゃうよねと。
ならば、運用した方がよさそうだ、、というワケですね。

とはいっても運用する資産の大きさで決まるのが資産運用です

日々の節約で増やせる資産を運用する額を大きくするにはどうしたらいいか。運用に投じることができる資産にはそれぞれ限りがありますよね。ならば、
「積み立て&複利運用」というダブルパワーを利用することで「時間を味方につけた運用」をして、将来の備えにしましょうというのが

ふつうの人でもできる資産運用としてポピュラーになりつつあるのだと思います。

下図は、その積み立て金額を運用益で3%/年、得ることができると仮定して、毎月3万円の積み立てを行ったときのシュミレーションです。
ただ貯金しているだけと、運用を行うのとでは、何十年か経ったときには大きな差がでるという事を示していますね。
この計算は、金融庁のHPで簡単にシミュレーションできます。

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それにしても、ここ数年の株高、コロナの影響もあってか、全世界インデックスへの投資額がすごく増えましたね。
NISAやiDeCoにもインデックスの銘柄はありますし、それら買っているぶんには得をしても課税の対象にならないし控除もあったりと、そんなに損はしないと思います。

ただ、敢えて言うのであれば、それでも、リターンがあるという事についてのリスクとコストはやはり変わらず、存在するはずだという事です。

いまこれだけインデックス投信やETFが盛り上がっているうちは大丈夫ですが、この好調がいつまで続くか分からないということだけは胸に止めておくと良いんじゃないかと思います。


さて、話はかわりますが、「資産運用」というと、とても聞こえがいいですが
ぎゃくに「投資」というと、なん怪しいですよね。笑
どちらも、「資産を投じる」ことで利益を得ることが目的なので
僕的に意味合いは変わらないと考えていますが。。

それならば、僕は「投資」ではなく「攻める資産運用」とでも呼びましょうか。

「投資」という言葉を、目をつぶって石を投げるくらいの意味で使う人もいるので、それならば僕は「投視」と呼ぼうと思いましたが、よくわからないと言われそうなのでやめます。

リスクとリターンはトレードオフとよく言われますが、そこにもう一つ存在するのが「コスト」です。

「コスト」とは、時間、労力、学習、情報といったものです。
それらをかけることで、「投資」ではなく「資産運用」と言っても良いものに変わると思います。

なので、このブログでは「ちょっと攻めた運用」をしていこうと思います。
きちんと情報を得て、自分なりに分析して。
そうして、リスクを減らし、リターンを増やすという事です。

とは言え、失敗するときもあると思います。
そして、そういう成功も失敗もぜんぶ見せちゃおうと思っています。
このブログを通して、資産運用、投資の楽しさ危ないところ、どんどんお伝えしていきたいな~、なんて思ってもいます。

楽しみにしていてくださいね!!

ではまた。






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