2022/3/1
①「国際決済網ロシア排除 数日中に 米欧が中銀にも制裁 外貨準備、日銀に数兆円」
②「ウクライナ侵攻 危機の世界秩序(3) 民主主義、経済が盾に」
③「対ロ制裁「米欧と歩調」61% 内閣支持55%、4ポイント低下 本社世論調査」

国際決済網からの排除に
アメリカ、イギリスだけでなくカナダ・EUも追加制裁を加えることを決定しました。ついにロシアの中央銀行に初めての制裁を行います。27日には岸田首相が会見を行い、日本も米欧に続いてロシアへの制裁に加わることを表明しました。

① SWIFT(国際送金網)からの排除対象拡大
ロシアの大手銀行を排除対象に加えることで、国際送金が事実上できなくなり、貿易が妨げられ経済活動に甚大な被害を与えることになる。(まだ全銀行を対象にはしていない)
② ロシア中央銀行の海外資産の凍結
ロシアが海外銀行に保有しているドルを始めとした外貨が使えなくなることで、通貨ルーブルの暴落(外貨が使えないので、ルーブルを買い支えられない)を狙う。

①のSWIFTからの排除はヨーロッパ諸国を中心に、慎重論が強かったわけですが、天然ガスなどのインフラの決済に対しては、影響を最小限に出来るように枠組みを作ることで各国の抵抗を緩めつつ、②の中央銀行への制裁が加わえることで、①が弱まった部分を補完するという側面があります。

日本が制裁に加わったことで、アメリカはこれを名指しで歓迎しました。しかしながら日本からすれば、北方領土の交渉に関してのさまざまな条件の変化が見込まれます。岸田首相からは「今後の展望を申し上げられる状況にない」という返答でした。

オホーツク海にはロシアの原子力潜水艦が多数潜航し続けていて、実は千島列島は、そんなオホーツク海の制海権をアメリカに奪われないようにするための重要防衛ラインともいえます。だからこそ彼らは北方領土を固有の領土と主張し、占領しているわけです。今後のロシアの矛先がどちらへ向かうのか、今のうちに油断せず注視したいものです。

世界的な資源の物価高、インフレ、金融緩和終了による景気停滞のなか、戦争によって引き起こされた経済の混乱は、それらの問題をより深刻にする可能性があります。まずはサプライチェーンの安定に努めながら、これ以上のインフレを防ぐためにも、FRBが実施する利上げが波乱なくすすむ事が肝要と筆者は述べています。

権威主義と民主主義の戦いは、すなわち経済の戦いでもあります。リーマンショック、コロナショック、そしてロシアへの未曽有の経済制裁によって、世界経済は冷戦終結以来、もっともきびしい混乱の時代に突入しそうです。そんな中、いまこそ民主主義国が固い結束によって混乱を乗り切れば、権威主義に対する大きな壁となって立ちふさがることが出来るのではないか、と記事は締めくくられています。


④「成長期待の指標、セルソース首位 直近1年、コロナでも安定」

日本経済新聞社が、売上高100億円いかの中堅上場企業「NEXT1000」を対象に直近1年間の平均PBRを調べたところ、PBR上昇幅の首位は再生医療関連の「セルソース」だったと言います。

PBRが上昇するということは、企業が持っている金融資産の価値以上に成長への期待が見込まれている、という感じで考えていいと思います。

そういった企業の特徴として、コロナ禍でも安定して収益をあげられるようなサービス内容の企業が多くみられました。


【社説】
世界経済の火種に抜かりなく対応を
規制緩和で多様な鉄道料金に