日経新聞一面サッと読み
2022/2/8 朝刊

①「世界の業績回復に減速感 1~3月1割増益、供給制約が重荷 コロナ前比なお5割増益」

世界の主要上場企業4000社の、実績・市場予想が発表されました。これは、時価総額でいうと市場の7割になるそうです。(これはこれで、すごい事実ですね。)
2021年10~12月期の合計純利益は、約104兆円で、2020年の同時期や、2019年の同時期に比べて業績は上がっているそうです。素材、エネルギー関連の企業が業績を上げる中、自動車、情報電信事業が減益となりました。

とはいえ、次の、2022年1~3月期の予想は今回よりも増益ペースが落ちると予測されています。それは、原材料高に加え、供給制約によるものだそうです。供給制約というのは、人手不足や物流が滞ることによって供給がおいつかなくなり、結果、仕入れコストが上がり最終利益が減るという事です。

物流の停滞は、インフレにつながるので、テーパリングの加速への影響もあるかもしれません。これだけテーパリングが慎重に行われているとはいえ、金融引き締めに対する警戒を怠らないようにしたいですね。


②「日産、エンジン開発終了 まず欧州、日中も段階的に EV・HV集中」

10年後には、EV車がガソリン車の生産台数を追い越すだろうと言われているそうですね。大きな企業になるとそういった変化に対応するのも大変なのだろうと思います。
その中で、日本メーカー中はじめて、ガソリン車の開発を終了することを発表した日産が、実際に生産販売で一歩リードできるのか、楽しみにしたいと思います。


③「デジタル証券、即時決済 三菱UFJ信託、独自に電子通貨」

いまは実際、約定してから2営業日くらいで決済が完了するような法制度になっているのですが、それが、デジタル証券の導入により、即時決済できるシステムを目指しているそうです。
即時決済が普及すると、いま日本全体で数百億円のコストがかかっていて、その最大1%が削減できる可能性があるそうです。

証券のデジタル化は、通貨のデジタル化にくらべて早いスピードで進みそうですね。不動産や債券などをデジタルトークンというものに分けて発行することえ、少額でも購入することが可能になったりと、投資のすそのが広がる可能性が見えて、ワクワクします!!


④「東芝、2分割修正案を発表 空調など売却で還元拡大」

2分割案でおさまりそうですね~


⑤「コカ・コーラ、卸値上げ 大型ボトル最大8% スーパー向け」

コカ・コーラジャパンが、1.5L入りのコークの卸値を値上げすると発表しました。ペットボトルの樹脂や砂糖の原材料費が上昇し、その影響で6~10円値上がりする見通しです。

スーパーなどでの飲料は、低価格販売が続いていて、メーカーがコスト負担してきたが、ついにコカ・コーラがコストを消費者に転嫁することになりました。これが業界に一石を投じて波紋として広がるのか、他社が追随せず、販売シェアを落とすのか、どうなるでしょうか。。

ちなみに本社のコカ・コーラは、長年、増配を続け、投資の神様ウォーレンバフェットのポートフォリオに長年保有され続けている銘柄です!ただの豆知識でした。


【社説】
人的投資へ情報開示を含めた戦略がいる
生殖医療の倫理課題直視を