インデックス運用という言葉がだいぶ浸透してきたと思います。
インデックスファンドというのは、東証株価指数や日経225、S&P500のように、上場している主要株式の指標と同じような成長を目指して運用するファンドですね。
なので、全体の株価が上昇すればインデックスファンドの利益も上がるし
全体的に停滞や値下がりすれば、インデックスファンドも損する、ということです。
新型コロナの影響もあってかここ2年間はインデックスファンドが失敗するという事はほとんどなく、世間全般でもインデックス投資がまちがいない、という風潮が強固になってきましたね。
巷では、インデックス神話というか、なんだか、
「インデックスだけやっておけば間違いないゼ

という迷いのないマウントが多い気もしていて、僕としてはそこに疑問をもたずにいられなかったのは事実です。
インデックスと反対に区別されるのがアクティブ運用で、
インデックスを上回る運用益をめざすものです。
では実際に、アクティブ運用がインデックス運用を上回ることが出来たことがどれくらいあるか、ということを調べた記事に出会ったので読んでみました。
「アクティブファンドの暦年のリターンが、その属する資産を代表する指数のリターンを上回った比率を調べた。調査期間は2002~2021年の20年間で、2021年は9月末時点における年初来リターンを使用した。比率が50%であれば、指数のリターンを上回ったアクティブファンドと下回ったアクティブファンドの数が同じ、50%を超えればアクティブファンドが指数(=指数に連動するパッシブファンド)に対して優勢、下回れば劣勢となる。」
という調査ですが、要約すれば、
アクティブファンドがインデックスに対して優勢と言えた年数は、
国内株式なのか世界株式なのか、などによっても違うけれど
最低2回~最高8回(過去20年間で)という結果になったよ、という事ですね。
まぁ当たり前と言えば当たり前の結果のような気がしますが、、
どちらにせよ、インデックスを上回ろうとしてアクティブ運用しているのは分かるけど、
10勝10敗ならまだしも、10勝もできていないのかぁというのが、率直な感想。
そういう意味ではインデックス神話にもうなずけるなと思いました。
むかし何かで読んだうろ覚えなのですが
「経済がずっと成長するのは何故かと言えば、
人間には、成長したいというエネルギーがあり、世界中の人が、そのエネルギーを信じているから。
つまり、経済は成長するものだと、だれもが思っているからこそ、経済は成長するのだ」
そんな記憶が、ぼくの頭の中から呼び起こされました。
禅問答みたいだなと思いましたが、納得するような気もしました。
インデックス投資のほとんどは株式、債券のインデックスだと思うのですが
証券、債券(為替)という市場が世界経済の基本を司っている限り、
もしくは、それに代わる何かが現れない限りは、
今のこの風潮は崩れることは考えにくいのではないかなぁと
そんな風にも思うのでした。
こんなフワッとした感想ですが、今回のブログを閉じさせていただこうかなと思います。
それではまた。